2024年6月9日、日本生命セ・パ交流戦:阪神3-0西武(甲子園球場)の試合中に、阪神タイガースの内野手、渡邊諒選手(29歳)が予期せぬアクシデントに見舞われました。
観客も選手も固唾を飲む場面となったこの出来事を振り返ってみます。
日刊スポーツ引用
阪神タイガース・渡邊諒内野手事件の詳細
渡辺選手が事故に遭ったのは、4回2死一塁での守備の際でした。
相手打者が放ったファウルボールを追いかけて一塁線に疾走していた渡辺選手。
西武奥村選手のファウルフライに手を伸ばしたその瞬間、足を滑らせてしまい、頭から真っ逆さまに一塁側のカメラマン席に転落しました。
球場は一瞬にして静まり返り、観客は息を飲んで見守りました。
すぐに球団のトレーナーや医療スタッフが駆けつけ、渡邊選手の状態を確認しました。
渡邊選手はしばらく動けませんでしたが、自力で起き上がり歩行し、ベンチへ退きました。
判定はファールとなり、その後、糸原健斗内野手(31歳)が一塁につき、渡邊選手は交代となりました。
渡邊選手のコメント
その後、渡辺選手は歩いてロッカールームに向かってベンチ裏に戻り、取材にも対応しました。メディアに対し次のように語りました。
「大丈夫です。取れた打球でもありましたし、才木には申し訳なかったと思います。今、ほんと、選手としては必死にプレーすることが一番ですし」。
「イトさんも急に代わって、あそこまで活躍してくれたので僕としてもうれしいですし、負けない様に練習していい結果が出る様に頑張りたい」。
「”生え抜き”ではないだけに気合が入っているのだろう。こういう姿を最初から阪神にいる選手に見てほしい」。
チームの反応
阪神タイガースの岡田彰布監督は、「おう。ビックリしたよ。試合終わったとき、ベンチの裏に。あいつ、戻ってきたんだよ」ー。と述べました。
当日ピッチャーの才木浩人投手(25歳)が左足をつりながらも無安打無得点の快投を演じていたので、「才木にはもうしわけなかった」、という渡邊選手のコメントが出てきたのでしょう。
日刊スポーツ引用
渡邊諒(わたなべ りょう)選手について
・東海大甲府高校で四番打者を務めたが、甲子園出場はかないませんでした。
・U18W杯日本代表に選出され、キューバ戦で高校通算39本目の本塁打を放ちました。
・2013年のドラフト会議では北海道日本ファイターズから3度の抽選失敗(松井祐樹、柿田裕太、岩貞祐太)後1位指名を受けます。
・2023年に阪神タイガースに移籍します。
・「直球破壊王子」の異名を取る様に直球には滅法強い打者です。
・50m走のタイム6秒1の俊足、遠投105mの強肩を誇ります。
Xでの反応について
Xより引用
Xより引用
カメラマン席の安全対策について
今回の事故を受け、カメラマン席の安全対策についても議論が必要になりそうです。
カメラマン席は、ファウルボールや選手の突進に対する防御策が講じられているものの、今回のような頭部からの落下というケースに対する対策は十分とは言えません。
球場側は今後、選手とカメラマンの安全を確保するための改良を検討するとしています。
阪神タイガース渡邊諒「一塁カメラマン席に転落」まとめ
渡邊選手は阪神タイガースに1位指名されたわけでもありませんし、甲子園にも出場していません。
そんな渡邊選手自身のコンプレックスが、今回のような無謀な行為にはってんしたのかもしれません。
家族のためにも体を大切にして、少しでも長く野球選手として活躍することをお祈りしています。
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