東京都西東京市のスーパーで、エスカレーターの事故がありました。
この事故で80代の女性が亡くなりました。
エスカレーターは便利ですが、使い方を間違えるととても危険です。
この記事では、事故の原因とエスカレーターの安全な使い方について記載します。
エスカレーター事故の概要
2024年6月12日18時41分、東京都西東京市の「オーケー東伏見店」というスーパーで、80代の女性がエスカレーターの手すりの巻き込み口で首を挟まれた状態で発見されました。
病院に搬送されましたが、まもなく死亡しました。
この女性は、買い物用の手押し車とともに1階からエスカレーターに乗り、地下1階のフロアーに降りたところで転倒しました。
エスカレーターの手すりと床の間に首が挟まれて死亡しました。
NHK引用
NHK引用
SNS引用
エスカレーター事故の原因と背景
この事故の原因は、以下のような点が考えられます:
- エスカレーターでの手押し車の利用: エスカレーターで手押し車を使うとバランスを崩しやすく、転倒のリスクが高まります。
- 降り口での転倒: エスカレーターの降り口でバランスを崩すと、手すりや床に巻き込まれる危険があります。
この事故は、高齢者が、手押し車をエスカレーターで使うことがどれだけ危険かを改めて示しました。
エスカレーターの安全な使い方
エスカレーターを安全に利用するためには、以下の5つのルールを守ることが大切です。
1.エスカレーターの手すりにつかまる
エスカレーターに乗ったら、必ず手すりをしっかりつかむことが大切です。これにより、バランスを保つことができます。
注意点:
- 手を離さず、しっかり握る。
- 荷物を持っているときは、エレベーターを使う。
2. エスカレーターでは歩かない
エスカレーターでは、じっと立っていることが大切です。歩いたり走ったりすると、転倒するリスクが高まります。
注意点:
- エスカレーターでは動かないようにすることが大切です。
3. 長い服やひもに注意
長いスカートやひもがエスカレーターに巻き込まれることがあります。服装に気をつけることが大切です。
注意点:
- 長いスカートやひもはまとめておく。
- バッグやリュックのひもにも注意する。
4. 手押し車やベビーカーはエレベーターを使う
手押し車やベビーカー、車いすはエスカレーターに乗せない。
エレベーターを利用するのが安全です。
注意点:
- エレベーターを利用して安全に移動する。
- 無理にエスカレーターに乗らない。
5. 緊急停止ボタンを確認する
adobe stock引用
エスカレーターには、緊急停止ボタンがあります。
事故が起きたときには、このボタンを押してエスカレーターを止めることができますが、押す前に周囲に声をかけることも必要です。
急停止した場合他の人も転倒する恐れがあるからです。
注意点:
- 緊急停止ボタンの場所を確認しておく。
- 周囲に「止めるよ!」と声をかけてから押す。
エスカレーターの利用における高齢者への注意喚起
高齢者はエスカレーターを利用する際、平衡感覚の衰えや体力の低下により事故に遭いやすくなります。次の点に注意してください:
- 手すりをしっかりつかむ: バランスを保つために必要です。
- 荷物を持たない: 両手が自由になるようにしましょう。
- エレベーターを利用する: 特に手押し車やベビーカーを使用している場合エレベーターを利用しましょう。
エスカレーターでの事故の事例
いくつかのエスカレーターでの事故について記載していきます。
2024年JR水戸駅でのエスカレーター事件
NHK引用
2024年3月26日、JR水戸駅のエスカレーターの降り口で72歳の男性が上着のすそが手すりに巻き込まれ、倒れた状態で発見されましたが、その後死亡が確認されました。
2017年7月10日高松市の量販店でのエスカレーター事故
NHK引用
2017年7月10日に、高松市の量販店で車椅子に乗っていた妻と、付き添いの夫がエスカレーターを降りようとした際に転倒し、後ろにいた利用者が巻き込まれて死亡した事故がありました。
その他のエスカレーターでの事故
NHK引用
・2023年5月29日に東京都内では、幼児がエスカレーターの手すりに手をはさまれ、軽いけがを負いました。
・2020年3月13日、神奈川県で点検作業をしていた作業員がエスカレーターの階段部分を外した状態で動かして作業をしていたところ、誤ってその中に転落して、挟まれて死亡しました。
・国土交通省が2010年から2023年5月末までの全国自治体の報告の結果、エスカレーターの事故は54件あり、中には死亡したり大けがを負った事故もありました。
まとめ
エスカレーターを使うときは、必ず安全に気をつけることが大切です。以下のポイントを守りましょう:
- 手すりにつかまる: しっかり握ってバランスを保ちましょう。
- 歩かない: エスカレーターでは立ち止まりましょう。
- 長い服やひもに注意: 巻き込まれないようにしましょう。
- 手押し車やベビーカーはエレベーターを使う: 安全な移動手段を選びましょう。
- 緊急停止ボタンの場所を確認する: 緊急時に対応できるようにしましょう。
参考リンク
コメント