インド出身、ジュネジャ・レカ・ラジュ氏がCEOをしている亀田製菓がSNS上で炎上しています。
いったいどの様なことが炎上しているいるのでしょうか?
今回、炎上している内容を調べてみました。
この記事を読むと、亀田製菓で何が問題となっているのかを、知ることができます。
【結論】:次の事柄について、SNS上で炎上しました。
・インド出身の、ジュネジャ・レカ・ラジュ氏をCEOにしていた事。
・製品に使用するお米が中国産や米国産を使用していたことや、一部の製品が中国で製造されていた事。
・ジュネジャ・レカ・ラジュCEOの発言を「日本はもっと移民を受け入れるべきだ」と誤解してしまった事。
亀田製菓炎上「日本に移民を発言で不買運動による株価暴落」
亀田製菓で問題になっている内容について記載させていただきます。
何故CEOが外国人なのか?
亀田製菓はガバナンス(企業自身による管理体制)が強化されていたので、CEOが外国人でも問題がありませんでした。
世界的視野を持つ外国人をCEOにすることで、世界的なグローバル会社として生き残りをかけていました。
・会社の私物化を避ける
2代目社長である小泉肇氏が、会社を私物化しない方針を立ち上げていました。
優れた経営者に贈られる渋沢栄一賞を受賞した2024年2月7日に2代目社長、小泉肇氏は、次の内容について発言しています。
・会社を私物化しない。
・資本と経営を分離するため株式会社を選択した。
・海外展開で売り上げが伸びずに苦労した。
・創業者のポリシー
創業者である小泉榮司氏には、家族経営の集中を避けるため、会社の経営に家族が入ってもいいが、兄弟姉妹は1人だけという方針がありました。
ただし、創業家の小泉直子氏は現在も経営に携わっているます。
・経営の専門化と透明性の向上
株式上場することで、経営の専門性と透明性が求めれれるようになったので、創業者以外の経営者が選ばれるようになりました。
・ガバナンス(企業自身による管理体制)の強化
3代目会長の田中通泰氏がCEOを務めていた時には、過半数を、社外取締役で構成されていたことによって、ガバナンス(企業自身による管理体制)が強化されていました。
亀田製菓の歴代会長と社長
亀田製菓の歴代社長と会長を記述します。
歴代社長 | 在任期間 |
古泉 榮 治 | 1957年~1983年 |
古泉肇 | 1983年~2000年 |
金津猛 | 2000年~2006年 |
田中通泰 | 2006年~2015年 |
佐藤勇 | 2015年~2022年 |
高木政紀 | 2022年~現在 |
歴代会長 | 在任期間 |
古泉 榮 治 | 創業~1995年 |
古泉肇 | 2000年~2016年 |
田中通泰 | 2006年~2015年 |
佐藤勇 | 2015年~2022年 |
ジュネジャ・レカ・ラジュ | 2022年~現在 |
社長が創業者の古泉家から変わっています。
ジュネジャ・レカ・ラジュCEOの発言を誤解して炎上してしまった
ジュネジャ・レカ・ラジュCEOは会見でこの様な発言をしていました。
「日本人は変わらなければいけないと思います。もちろんバックグランドは変えられませんし(日本での)自分たちのバックグランドを誇りに思います。ただ日本にとっては柔軟性を持って海外から人材を受け入れることが極めて重要になるでしょう」
「この海外からの人材を受け入れることが極めて重要になるでしょう」という文言を”日本はもっと移民を受け入れるべきだ”と誤って解釈されSNS上で炎上してしまいました。
誤解される背景には岸田前政権が、「特定技能」外国人の受け入れ枠の上限をこれまでの2倍超えとなる82万人に設定し、新たに自動車運送業、鉄道など4分野を追加していたことが関係していました。
ジュネジャ・レカ・ラジュCEOの発言は移民を増やすことではなく、日本企業のCEOを海外から受け入れるべきだ、という内容でした。
Google、マイクロソフト、IBM、スターバックス、シャネル、FedExなどもすべてインド人が会長(CEO)を務めています。
日本企業での外国人の社長や会長
イングランド出身の実業家であるマイケル・ウッドフォード氏はオリンパス本社執行役員、代表取締役社長を歴任しています。
SNSより引用
武田製薬社長にはウェーバー氏が就任しています。
SNSより引用
過去に、解任されたカルロス・ゴーン氏が日産自動車で会長を務めていました。
SNSより引用
日本の中小企業経営者の約2万7,000人が海外出身の外国人経営者であるという調査結果もあります。
亀田製菓の商品の原材料が米国産、中国産、中国製品も!
亀田製菓の商品は『中国産』というキーワードで炎上しています。
亀田製菓の商品はすべて中国製という訳ではなく、日本で製造しているお菓子もあります。
亀田製菓の中で「中国産の持ち米」を原材料にしているのは「梅の香巻」だけです。
「柿の種」の米粉は国産です。
ハッピーターンのうるち米は米国産と国産のブレンドです。
「梅の香巻」は中国で製造をして、日本に輸入しています。
もともと亀田製菓はグローバル食品カンパニーを目指して、1989年から北米に進出し、2003年に中国・青島に製造拠点として「青島亀田食品有限公司」を設立しています。
亀田製菓の商品の原材料が中国産
亀田製菓の商品の原材料が米国産と国産
亀田製菓の商品が原材料が中国産の中国製
亀田製菓の株暴落
亀田製菓がSNSで炎上した12月16日、17日は『非買運動』が起き、株価も急落しましたが、現在は回復しています。
日本人はピュアーな国民がゆえ、簡単に操られてしまう。
オールドメディアだろうが、ユーチューバーだろうが、匿名のSNSアカウントだろうが、「わかりやすいストーリー」を吹聴されるとすぐに真奉者になる。
しかも、タチが悪いのはピュアーゆえ、その「正義」を広めようと、異なる考えの人間たちに制裁を加えようとすることだ。
その典型がネットリンチだが、今回はそれが「不買運動」となったワケだ。
DIAMOND online より引用
河合ゆうすけ氏暴走
河合ゆすけXより引用
ジュネジャ・レカ・ラジュ会長の言葉を『移民受け入れ』と解釈してしまった河合ゆすけ氏は、亀田製菓東京本社前で、講義演説をしてしまいました。
ジュネジャ・レカ・ラジュ会長について
ジュネジャ・レカ・ラジュ会長はインド出身で、インドの大学で発酵について学びました。
発酵の分野を学ぶために日本の大学に留学しました。
その後、日本の食品メーカーで研究に取り組み、後に大手製薬会社で副社長を務め、2020年6月に亀田製菓に入社し、服社長になりました。
そして2024年に会長に就任します。
会長になってからも社員食堂で、焼き鮭やひじきなどの和食を好んで食べている庶民的なCEOです。
亀田製菓炎上「日本に移民を発言で不買運動による株価暴落」のまとめ
インド出身、ジュネジャ・レカ・ラジュ氏がCEOをしている亀田製菓がSNS上で炎上している内容について記載させていただきました。
新しい情報が入り次第、追記させていただきます。
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